おめでとうございます。
先に行われた標記審査(11月19日(土)、於、東京都武道館)において、当会指導員 寺﨑 直さんが剣道五段に合格されました。
11月は、学校等行事の関係で、お稽古日が少なくなります。本ホームページのカレンダーをご参照ください。
本日、板橋区立小豆沢体育館において実施されました。
初段、二段、三段の受審者は計80名、一級は計58名の方々が受審、合格しました。
~当会の合格者~
【二段】小林詩くん、長谷部心くん
【一級】ヘルマリイ・シャルル・フィリップ・アンドレさん、又木暖仁くん、又木優仁くん
おめでとうございます。
段・級位合格は、それぞれ合格した段・級位の入り口に立ったことの証。
それぞれ、さらなる精進を重ね、合格した段・級位に相応しい力を身に着け、さらに上を目指して精進されることを期待しております。
去る10月9日(日曜日)、板橋区立小豆沢体育館において標記大会が開催されました。
当会からは、小学生の部、中学生の部、一般男子の部にそれぞれ選手が出場いたしました。
コロナ禍という、稽古継続には困難な状況が長く続いていたさなかでの大会出場でしたが、それぞれ日頃の稽古の成果を大いに発揮。勝敗に関わらず、各々、今後の稽古に向けて新たな目標が見出されたことと思います。
その様ななか、今回大会では、一般男子40歳以上の部で柴垣岳雄さんが2位に、また同じく、50歳以上の部で又木剛志さんが3位にそれぞれ激戦を勝ち抜き入賞されました。おめでとうございます。
成増駅から菅原神社方面へと向かう道筋は山側と谷側の二つのルートがある。大袈裟に山側、谷側と書いたが、幼かった当時の私からすれば、それぞれ辿る道の高低差や周囲の景色など、それらが決して大袈裟とは言えないほどに変化に富み美しく印象深いものであったのだ。現在の光ヶ丘公園の辺りを水源とし、東武東上線成増駅東側の鉄橋の直下を流れるズズムキ川は、赤塚第二中学校西側の谷底を流れ下り、ちょうどこの(山側の)道と交差する辺りで、その流れを白子川分流方面に向け僅かばかり左方へと振っていく。この小さな、短い川にとって、この場所こそが最もドラマチックな場面だったのではなかったか。なぜなら、この先は、地形そのものが、その周囲に比して、かなりの高低差をもって急激に落ち込んでおり、ズズムキはその落差を一条の滝となって一気に流れくだっていたのである。この道をとおる子供等の耳には、流れをくだり落ちていく滝の音がドウドウと恐ろしいくらいに響き渡っていたことを今も鮮明に記憶している。その落ちゆく川の周囲の斜面一帯には、秋ともなれば無数のススキの穂が風に揺れていた。
因みに、成増ヶ丘小学校は当時から、子供たちが住んでいる地域ごとに子供会(集団登校班の集合体)を組成しており、この滝を下った辺り、左側の一帯は、古来、百向(ズウコウ)と呼ばれており、この辺りの子供会の名称もそのままズウコウと呼ばれていた。このズウコウは漢字で百向と表記され、ズズムキと同義である。つまり、かつてここに有った小さな滝(河川)の名前が、地域の、そして地域の子供会の名として残されたのである。先に滝の周囲一帯がススキの原であったと書いたが、ズズムキのズズは、当時、子供たちが、親にススキの実を糸でつないで作ってもらった数珠(じゅず)とも符合する。
なお、今も白子川分流跡に残されている瑞光橋の名称は、このズウコウの名が美化され転じたものである。地元では、今もこの辺り一帯をズウコウと呼んでいる。
※古来、ドウドウと流れ下る滝の音は「百々」(ドド、ドウドウ)「百々めく」(ズズメク)といった標記で表されてきた。