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【9月の行事】
●9月17日(日曜日)
板橋区剣道開放団体連合会後期持ち回り稽古会
・主催:板橋区剣道開放団体連合会
・対象:小学生
・担当:高島平剣仁会
・会場:高島平第三小学校
※対象者には追ってご連絡させていただきます。
※開催日程が当初10日から17日に変わっています。

●9月24日(日)
 第70回板橋区民体育大会剣道大会
・主催:板橋区剣道連盟
・会場:板橋区立小豆沢体育館
・開会:9時20分(開場:8時45分)
・集合場所:成増駅北口バス乗り場 噴水前
・集合時間:7時50分
※交通費・参加費(500円)・昼食・靴用ビニール袋をお忘れなく。
※参加費は当日、小倉さんにお支払願います。

【ひとこと】
様々な事情により、動きがままならず。皆様にご厄介をおかけしています。
9月は後半に行事が集中、各々コンディション調整に努めてください。

剣道は、年齢、性別に関わらず上達レベルに応じ楽しく取り組むことができ、かつ、奥行きのあるわが国伝統の武道です。あなたもご一緒にいかがですか?! 

剣道は、日本の風土、歴史や文化などに育まれたわが国伝統の武道です。
剣道の競技人口は、現在、世界で約165万人以上ともいわれ、※本年5月には、「第16回世界剣道選手権大会」が東京で、第1回目の開催以来45年ぶりに、開催されることとなっています(※第16回大会は、平成27年5月29日(金)より31日(日)まで日本武道館に於いて開催。団体戦・個人戦、男女とも、日本代表が優勝を飾りました。)。

剣道は、明治期以降、移民として海外に移り住んだわが国の人々や訪日外国人等により、様々な経緯、経過を辿り世界各地の人々にも伝えられてまいりました。より近時では、わが国の高度経済成長の時代。戦後の荒廃からごく僅かな期間で目覚ましい復興・発展を成し遂げた極東の小さな島国日本の歴史や文化に根ざした格闘技、“サムライの表芸”であった剣術、武道への関心、興味等から、ドイツ、フランスをはじめ欧米諸国を中心に徐々に競技人口が増え始めました。近頃では台湾、香港はじめ、その他のアジア諸国、中南米地域等においても競技人口が増大しています。

剣道はもともとわが国において、武士が主君のそして自らの身を守るための護身武術として、幾多の実戦経験を積み重ね、長い時間をかけて発展を遂げて来たものではありますが、今から遡ること500年ほども前(室町~戦国期)、優れた先人たちにより、これを禅の修行と融合させ、単に技を練り身体能力を鍛えるためのみならず、精神修養に重きをおいた自己鍛錬法として修業されるようになりました。更に続く江戸期には幕府治政260年間にも及ぶ太平の世の創出に重要な役割を果たして参りました。武術のこの様な発展形態は、世界史上でも実に稀有なことであったといえ、同様な現象、事例は、おそらくわが国の剣道をはじめとする武道を除いては(対人競技として)他に多くの類例はみられないと思われます。

剣道では「理合」が重視されています。例えば、一本(有効打突)の要件ひとつをとっても「有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。」(全日本剣道連盟試合審判規則第12条)とされており、また打突部は「物打ちを中心とした竹刀の刃部(弦の反対側)とする。」(同規則第13条)と定義されています。この様に正しく一本を取るための要件が厳格に規定されており、従って、この要件を満たさなければたとえお相手にタイミングよく竹刀が触れても一本とはなりません。

これは竹刀をあくまでも日本刀とみなして取り扱うことに由来するものです。しかし、だからと言って今の時代に日本刀で人を斬る練習を行っている訳では勿論なく、激しい動きの中、困難な状況の下でも己を見失うことなく、その上、道具の取扱いについてもその作法、理合を過つことのないよう繰り返しくりかえし鍛錬し、更にこれを日々の生活へと還元し、ひいては人生の道標となすものです。剣道が「剣の理法の修錬による人間形成の道」と定義されるゆえんです。

※小学生新入生はじめ、老若男女、経験の有無に関わらず歓迎します。
見学・入会のお申し込みはホームページ上部の「お問合せ」フォームからご連絡をお願いします。⇒お問合せ